KONCENTエピソード2 「+d」に込めた想い

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    思わず手に取りたくなる、個性的なデザインの数々。
    アッシュコンセプトのオリジナルブランド「+d」は、
    これまで多くのデザイナーとまったく新しいものづくりに取り組んできました。
    世の中になかったものをつくりたい、というデザイナーの熱い気持ちを支えるのは、
    アッシュコンセプトのメンバーと、高い技術力を誇るさまざまなメーカーの人たち。
    「KONCENT」の顔と呼ぶにふさわしいデザイン商品が、いまも続々と誕生しています。

    interview:Mirei Takahashi




    「+d」は最初の目標

    まずは、どうして「+d」というブランドを立ち上げたのか、というところから聞かせていただけますか?

    アッシュコンセプト代表/デザインディレクター 名児耶秀美

    実は、アッシュコンセプトという会社を作る一番の目的が、「+d」だったんです。最初からブランド名も決めていて、とにかく、「すべてのものはデザインされている。つまり、デザインがプラスされているんだ」、と知っていてほしい。そんな想いが強かったんだよね。デザイナーがデザインして、世の中にものが存在するんだよってことを伝えたいなと考えていました。


    デザインという呼び方が今ほど一般的に広まる前から、工芸の世界を中心にして、日本にはアノニマス、つまり匿名性が美徳とされている風潮があったよね。世界の名作デザインと違って、日本では優れたものフォーカスされてもデザイナー自身がフォーカスされることが少なかった。だから長い間、日本のプロダクトデザイナーは日の目を見ていなかったと思います。
    問題なのは、世界でもトップクラスの実力を持つ日本人デザイナーがそういう状況に置かれて悶々としていること。僕は、それを見ているのが嫌でね。もっとみんなの目の前に出して、光を当てて、良いデザインに注目を集めるべきでしょう。

    日本の大手メーカーには、デザイナーの名前を出さないのがノウハウだと考える経営者もいるようです。


    デザイナーを前面に押し出して、世界中に彼らのデザイン力を伝える必要があるよね。日本にはデザイン力がある、日本人はすごく使う人のことを考える素晴らしいデザインをするんだって、知ってもらいたい。だから「+d」を通じて、日本はもちろん、世界中にデザインの素晴らしさを発信していきたいね。


    第1弾は「アニマルラバーバンド」

    記念すべき「+d」の第1弾商品は、「アニマルラバーバンド」ですね。いまでも、アッシュコンセプトの代表作です。

    友人が、「これ知ってる?」って持って来てくれたのが、アニマルラバーバンドとの出会いでした。一般的な輪ゴムで試作されたものでしたが、ひと目見た瞬間に、これを最初に作るべきだ! と決心しました。アッシュコンセプトを興してすぐ、パスキーデザインの2人に会って、「一緒につくりましょう」って。

    アイデアをひと目見て、どうすれば量産できるか、商品として世に送り出せるのか、ぱっとわかる経営者ってめったにいません。デザイン部門のトップではいるかもしれませんが、名児耶さんのように経営者がデザインディレクターであることが機動力ですね。

    経営者といっても、立ち上げ当初のメンバーは3人だからね。「アニマルラバーバンド」は、とにかくまず1個つくってみて、次に2個、3個つくって‥‥‥。


    いまでも作り続けられていて、世界中に広まっています。さらに今年は、幅広タイプの新作も発表されました。

    今秋には、パッケージもリニューアルします。形としてのデザインは変える必要はありませんが、発売から10年以上も経っているから、時代に即したパッケージに変えていきます。デザイナーはよく、商品ができあがると完成したと思うことが多いけど、僕らには商品が出来上がってからが本当のスタートです。

          


    デザイナーは生みの親、アッシュコンセプトは育ての親

    ものづくりって、デザイナーと一緒にひとつのものを形にして、そこからスタートするんだよね。だから僕らはデザイナーとロイヤリティ契約を結び、どれだけ売れたのかを明確に報告しています。時には、「売れなくなってきたぞ」っていう報告もね。
    「TsunTsun」は低め安定というか、コンスタントに売れていますね。

    故・宮城壮太郎さんと一緒に私がデザインさせていただいた石けん置き「TsunTsun」は2004年の発売でした。数年後に、商品の色を見直して、パッケージも変えたことで価格を下げることができたのも良かったのかもしれません。

    「TsunTsun」って最初は、工場に捨てられていた廃材にヒントがあったんだよね。石けんを置くと使いやすいから、「宮城さん、デザインしてよ」とお願いしたら、「そのまま売ればいいじゃない。ゴミを売ればみんな喜ぶよ」って。「ゴミを売る訳にいかないでしょ。ここからがデザイナーの仕事」という話をしたのが懐かしいです。

    商品として完成させ、長く取り扱ってくださるアッシュコンセプトの存在がどれだけ大切なことか、身をもってわかります。メーカーが諦めてしまうものはたくさんあるし、たとえ売れていたとしても、ブランドイメージと違ってくれば廃番にしてしまうことだってありますから。


    ものにはすべて愛情がこめられていて、デザインに費やした時間もあって、気がつくと僕らの子どもみたいになってきます。それを売れないからと簡単に諦めるのは嫌だよね。売れないのではなくて、実は、ちゃんと売っていないことも多いんですよ。
     

    デザイナーとして名前を入れてもらってはいますが、商品名やパッケージ、色を決める段階では、アッシュコンセプトの方々の手が入り、売ってもらいながら成長していって、みんなのものになっていくような感覚があります。

    デザイナーは生みの親。アッシュは育ての親。それで、買ってくれた人が結婚相手。そうなるともう、ただの「もの」じゃないでしょうね。みんなの愛情の塊です。結婚相手にどう扱われているかなって心配になっちゃったりして‥‥‥。

    買う人にとって、「+d」の商品は決して安くないと思います。大型の100円ショップができたとき、僕はすぐさま買物にいって「これも、あれも100円」って驚いて、最終的に3800円も買物しちゃった。それで家に帰ってみるとどれも結局、使わない。妻には「ゴミを買ってこないで!」と怒られる始末。だから、「+d」に対しては、「やっぱりこれが大好きだ」と決断して買ってもらいたい。買うぞ、と決意して相手を迎えるような覚悟がいる、そんな商品であってほしいですね。



    「+d」の商品には、それまで世の中になかったものがとても多いですよね。名児耶さんは、デザインが発明だとは考えていないはずですが、実はいままで知らなかったのにすごく楽しいと感じるものがたくさんあります。例えば「カオマル」はその代表ではないでしょうか?


    「カオマル」は、絶対ほかでは出せなかったものですね。
    デザインって形をつくり出すという点では、アートと同じです。でも、アートが自己表現のために制作されるのに対して、デザインは、使う相手のことを見つめながら形にしていきます。デザイナーの心の中から自然と生まれる、使う人への思いやりこそが、「+d」の商品に凝縮されているんです。
    最近よく、問題解決型のデザインなんて言葉が使われますが、「+d」はデザイナーの温かい心から生まれているんだよね。だから、デザイナーの個性があるし、アートとはまた異なる次元のメッセージも含まれています。もしかしたら、アートとは部分的に重なっているかもしれない。
    だから僕は、デザイナーの感覚も、ユーザーが使う場面も、両方とも大事にしています。デザイナーが「これを作ってよ!」って主張しても、「ユーザーがどう思うか理解できているか?」という意味で、調査やモニタリングを必ずします。デザイナーの考えとユーザーの気持ちが重なるもの、それが「+d」です。
       

    いわゆる、マーケティングとは違いますね。何が求められているのかを聞き出すのでもない、という‥‥‥。

    ユーザーは、最高の味方ですから。
    新商品の展示会をすると、他メーカーの開発担当者が来て、あからさまに視察していることがありますが、実は彼らの自宅でもひとつくらい「+d」の商品を使っているユーザーだったりします。だからライバルだって思わずに、もっとファンになってもらっちゃおうと思いますね。

    誰もが、使う人でもあるわけですね。

    「+d」の商品化決定には、僕もユーザー目線になります。自分のお金で買いたいかどうか、それが大事な決め手。
    「+d」はある意味、本音で出来上がったものばかりなんです。デザイナーの本音、僕らの本音、ユーザーの本音。


    世界中で生まれる「+d」

    デザイナーを応援するばかりでなく、ユーザーの気持ちに寄り添うような、気が利いてるデザインが多いのも「+d」らしいところですね。

    ものづくりでは、デザイナーとの掛け合いだけじゃなくてユーザーとの掛け合いも刺激的ですね。モニター調査で率直な感想を聞くのもおもしろいし、売場に立って反応を見るのもいい。
    「アニマルラバーバンド」が完成して売場に置かれた最初の日、僕は数時間、売場の離れた場所でずっと観察していたんだけど、驚いたね。
    小学生が親にねだって買ってもらう。中学生がかわいいーといって手に取る。高校生がわーっておもしろがる。大学生が楽しいといって買って、OLが来てかわいい! と何度も言いながら買ってくれる。お年寄りも、わぁって驚いた表情をしている。とにかく老若男女、みんなが笑顔になって手に取ってくれるのが本当に嬉しかった!
    それに、パスキーデザインの「ものを大事にしたい」というメッセージが自然に伝わって、誰もが大事に使いたくなるものになっているますよね。買った人も、つくった人も、みんながハッピーになれる、素晴らしいデザインです。


    売っている人もきっと、ハッピーです。
    「+d」は当初、国内でのものづくりに重点を置いていましたが、これからはどのように広がるのでしょうか?


    世界へ売っていこうと思ったときから、世界のデザイナーと、世界中の工場でものづくりをしたいと考えています。ボーダーはとっぱらわないとね!
    産地によって特性が異なるので、その産地の近くでものづくりをしたいよね。どんどん進化する「+d」でありたいから、日本のデザイナーには限定しないし、実際にいま、韓国のデザイナーによる3商品を発売しています。
    アッシュコンセプトはプラットフォーム型なので、みんなが来て、みんなが遊んでくれるといい。それは「+d」も同じです。デザイナーには、自分を売り込むんじゃなくて、おもしろい遊び場でなにか楽しいことを発表するような心意気を期待しています。時には、「おまえはおもしろがってるけど、俺はちっともおもしろくないわ」、なんてこともあるかもしれないけど! 一緒に遊ぼうという気持ちで、世界のデザイナーとものづくりができれば嬉しいですね。



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    聞き手:高橋美礼/Mirei Takahashi

    デザイナー、デザインジャーナリスト。多領域のデザインに携わりながら、
    国内外のデザインを考察している。編集、執筆、デザインコンサルティングをおこなう。
    主なデザインに「TsunTsun」(宮城壮太郎氏と共同デザイン/アッシュコンセプト「+d」)、
    「物語がはじまる」(世田谷美術館)、「トーキング・トーキンビ」(東京国立近代美術館)など。
    共著に「ニッポン・プロダクト」(美術出版社)、「2000万個売れる雑貨のつくり方」(日経BP社)など。
    多摩美術大学非常勤講師。落語好き。

    KONCENTエピソード「KONCENT」はこうして生まれた

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      東京の下町、蔵前にある「KONCENT」。アッシュコンセプトのオリジナルブランド「+d」や、日本全国の産地で生まれた個性的なものがぎっしりつまったこの場所は、まるで“デザインの秘密基地”のよう。
      いえいえ、隠されているわけではありません。
      一歩足を踏み入れれば必ず、思いもよらないアイデアに驚かされ、愛嬌たっぷりな日用品に思わず笑みがこぼれてしまうはず。
      日々の暮らしをもっと楽しく、特別な日をさらに大切な思い出へと変える、さまざまなデザイン商品がここには揃っています。デザインと人、人と人、人と街とをつなげる、まさにコンセントのような存在なのです。
      「KONCENT」のエピソードをひも解く第1回目は、アッシュコンセプトの代表でデザインディレクターの名児耶秀美氏に、「KONCENT」が誕生した背景をお聞きしました。


      interview:Mirei Takahashi




      ショップ誕生までの道のり

      アッシュコンセプトは、デザイナーとのコラボレーションでたくさんの個性的な商品を世の中に送り出してきましたが、店舗をオープンする計画はいつ頃から始まったのでしょうか。

      アッシュコンセプト代表/デザインディレクター 名児耶秀美


      「KONCNET」のきっかけは、実は2つあります。
      アッシュコンセプトは、オリジナルブランド「+d」のほかに、さまざまな企業や産地と一緒に商品開発やブランドづくりをしてきました。そのうちに気がついたらものすごい数の商品が出来上がっていたんですね。じゃあ、まずは展示会に参加して、ブランドごとに紹介するけれど、大勢の人たちがつながっていることを表現しよう、と名づけたのが「KONCENT」でした。それが最初のはじまりだね。

      そうでした、国内の見本市会場で大きく「KONCENT」というブースを掲げていたのを見たときには新ブランドかと思ったのですがそうではなく、アッシュコンセプトが始めた新しい形のプロジェクト名のような存在でした。

      それと、「SPEAK EAST」というイベントもきっかけのひとつ。
      東京のイーストサイドエリアを拠点として活動するクリエイターが中心になって、デザインを主軸に多分野から同時発信するイベントで、それに参加しないかという誘いを受けたんですね。
      すごくおもしろいクリエイターが集まっていて、街を変えていこうという動きが始まっているな、とすぐにわかった。でも僕らはショップを持っているわけではない。一度はそう言って断ろうとしたのですが、主催者が「でも参加してほしいんです」って。
      じゃあ、普段ショールームは公開していないけど、その期間だけ一般に公開して『アニマルラバーバンド』やいくつか商品を置いて、買いたい人には売れるようにしてみようか、と参加することにしました。

      それで、参加者リストをもらったその日のうちに、僕は自転車で全部の場所を回ってみたのね。
      そしたらすごいんだよ。下町出身の人だけじゃなくて、街の魅力を知って移ってきた人がたくさんいた。
      例えば、「台東デザイナーズビレッジ」って3年間すると退去しなくちゃいけないけど、そのまま台東区内で開業したり工房を開いたりしている人が多いんだよね。そうか、彼らがこんなに街を盛り上げようとしていたら、俺は絶対に一緒に動かないといけない、すぐショップを作ろう!って。


      お店の場所を探すところからですよね?

      そう。不動産屋に「本気だってわかってるか?」って急かして。
      そしたら元はコンビニエンスストアだった物件が、どうやら既存の天井をはがすと中二階がでてくるおもしろい場所だということがわかったので,「もうここしかない」と惚れ込んで決めたのが、2月。それで4月にはオープンするぞ、と。


      即断即決と即実行! そしてアッシュコンセプト創立10周年の2012年4月、浅草橋から蔵前へ移ると同時に「KONCNET」ショップをオープンしたわけですね。

      だから「KONCENT」ショップは、僕らにとっての地元を盛り上げるために必要な場所でもあります。
      アッシュコンセプトとしては、「+d」としてデザイナーを応援することと、デザインプロジェクトとして産地を応援すること、そこにもうひとつ加わった、3つ目のプロジェクトとも言えます。





      使ってくれる人へ直接、届けるために

      アッシュコンセプトは、デザイナーと多くのヒット商品を生み出し、企業や産地の人たちといくつものブランドを立ち上げてきました。でも、卸業や小売りまでは手がけていませんでした。「KONCENT」は、その流れを大きく変えた転換点にもなりますね。

      これまでは、デザインコンサルティングを請け負っても、完成した商品の売り先に関してはみなさんでがんばれ! と言ってきましたからね。もちろん、取引先を紹介することはありましたが、僕らが間に入って、利益を得て売ることはずっと避けていました。
      でも、自分たちの手でつくったものを、自分たちの手で売れなければ、説得力がないんじゃないか、と考えるようになったんです。
      僕らのデザインコンサルティングは、「こうやってみれば」という仮定の話ではなく、僕らが経験してきたことを前提に、「こうやってみるといいよ」と提案する姿勢を大切にしています。
      それに、「+d」のものづくりでは、実際にユーザーの声や反応を開発に活かしてきたから、今度は自分たちで売るところまで経験して、みんなに伝えたいと思っています。


      つまり、他の売場のお手本や実験にもなる。ものづくりにも、お店づくりにも活かせるということでしょうか。

      やっぱり自分たちで、「こうやったら売れるんじゃないか」、「こんなふうに見せたらうまく商品の魅力が伝わるんじゃないか」と工夫したいよね。ブランドを立ち上げて商品を開発するだけじゃなくて、最終的なお客さんの手に渡るところまでを、自分たちで形にしたい、という気持ちです。

      そして、「KONCENT」がある蔵前を盛り上げる役目も果たしたい、と。

      街と繋がろうよ、という心は、いつもあります。それは、日本各地の産地を訪ねる時に感じることでもあるんです。例えば、北海道で木工家具が盛んな旭川には、約1年間、毎月通って若い家具職人や企業の担当者を集めて、数時間ずつ話し合いを続けていた時期がありました。
      旭山動物園の年間来場者数が上野動物園を超えたということがニュースになった時は、「その人たちに旭川の家具工房を巡ってもらうような仕掛けをつくってみよう」、と主張したり…
      そういうことを言い続けているうちに、旭川もおもしろくなってきています。実際に、匠工芸の1階には「KONCENT」ショップが入ったことも画期的ですよ。家具店って、しょっちゅういってずっと眺める場所じゃないでしょ? だけどもし、おもしろいデザインショップがあれば日常的になにか楽しいものがないかな、って足を向ける回数が増えるはずです。



      各産地を見つめる目で地元のことも見直してみたからこそ、蔵前が新鮮に映ったのかもしれませんね。

      産地でものづくりをする人たちには、「地元を盛り上げないといけないよ」、と話していたのに、足元を見たらまず自分がやらなければならないことに気づいたんだよね! それに、増え続ける商品をちゃんと自分たちの手で届けたい、と思ったから。
      最終的には多店舗展開したいと考えていますが、全く同じ「KONCENT」ショップが増えていっても、あまり意味がない。
      僕らの強みは、小さいけれどパワーがあること。だから、文化度の高い都市に路面店が作れるといいですね。


      では、街によって全然、違うタイプのお店になる可能性も少なくないですね。

      そうですね。都市では、人間の生活そのものには差がないけれど、その土地の文化との結びつきや、地域とのつながりは大切にしていきたい。デザイン商品を売るだけじゃなくて、人と人とのつながりから選んでもらえるのがいい。プラットホーム、と呼ぶ表現もあるけれど、もっと日常的に、地元の人たちから「あのおじちゃんが勧めるから買ってみよう」、なんて思ってもらえたら嬉しいね!

      新ショップオープンの計画も進んでいると聞きました。

      「KONCENT」は日本に限定せず、世界を目指します。具体的に着手している場所は、台北、大阪、藤沢、メルボルン… 他にも、たくさんありますがまだ内緒。
      多くの人と一緒に作り上げた商品を、世界各国に届けるのが理想です。リアルショップとウェブショップの両方があれば、遠方の人も直接感じることができるでしょう。コンセントそのもの、“差し込み口”になって、逆に世界中からエネルギーを感じる場所が「KONCENT」でもあります。


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      聞き手:高橋美礼/Mirei Takahashi

      デザイナー、デザインジャーナリスト。多領域のデザインに携わりながら、
      国内外のデザインを考察している。編集、執筆、デザインコンサルティングをおこなう。
      主なデザインに「TsunTsun」(宮城壮太郎氏と共同デザイン/アッシュコンセプト「+d」)、
      「物語がはじまる」(世田谷美術館)、「トーキング・トーキンビ」(東京国立近代美術館)など。
      共著に「ニッポン・プロダクト」(美術出版社)、「2000万個売れる雑貨のつくり方」(日経BP社)など。
      多摩美術大学非常勤講師。落語好き。

       

      日本で唯一の手作りふうせん

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        マルサバルーン


        ふうせんは何からできているか知っていますか?

        実はゴムの木の樹液である、天然ゴムなんです。
        主に東南アジアで、力強い太陽の力と恵みの雨に
        育まれ育ったゴムの木から採れる真っ白な樹液が
        原料なんです。
        だから、土に還るのです。


        昔ながらの製法を守って

        昔は日本にもいくつかあったふうせん工場は、だんだんと姿を消しました。人件費の安い外国で、大きな機械で、大量生産する方式が主流となったからです。今では日本で唯一になりましたが、ふうせんを手作りしている工場があります。ふくらませやすさと、やわらかい手触りは手作りのふうせんだからできること。


        ふうせん職人によって作られる
        marusa balloon

        千葉県銚子市にある手作りふうせん工場。「ふうせんには夢があるし、なにより子供達の喜ぶ顔を見るのが大好き」と語る職人の作りだすふうせんにはその人柄が表れています。


        マルサ斉藤ゴム

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        株式会社 マルサ斉藤ゴム

        〒131-0041
        東京都墨田区八広1-16-26
        http://www.maru-sa.co.jp/



        開発エピソード:Shuki(シュキ) [+d]

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          酒器 shuki Designed by Daisaku Chou


          若いデザイナーにも気軽に声をかけてくれる、
          みんなから愛される存在の長大作さんに、久しぶりにお会いした。
          いつもと同じニコニコされてお話しされるが、ちょっと元気がなさそう。

          けれど、デザインの話をし始めると、話をしているだけでモノが生まれてくる。


          話の中で、以外にも小さな生活用品をあまりデザインされていない。
          そのような形で、長大作さんとのShukiプロジェクトは始まった。








          shuki(酒器) アッシュコンセプト

          Shuki(シュキ)は、
          家具の足に表現されている、
          四角い根元から頂点を削り落とす事により底面に45度傾いた正方形が生まれ、
          真上から見ると四角と四角の構成の中に三角形が生まれている。
          そんなフォルムで構成された酒器である。

          シンプルな中に哲学的な長さんの
          思想が表現されているように感じられる。





          shuki(酒器) アッシュコンセプトshuki(酒器) アッシュコンセプト




           

          大好きで尊敬している長大作さんとのモノづくりが実現した。

          今年9月で90歳、+d最年長のデザイナーです。 

           


          「建築は、全てでは無いけれど四角から始まる。
          その中に三角を取り入れる事は、難しい。」
          長大作さん



          私たちは、
          この酒器でうまい酒を呑みかわす…


          written by hide






          Shuki (シュキ)
          bottle & Cup
          ブランド:+d(プラスディー)
          4,000円(税抜)

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          長 大作

          1921年満州生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大学)を卒業後、
          1947年坂倉準三建築研究所に入所、師事しました。

          1972年長大作建築研究室を開設してからは、
          住宅を中心とした設計管理および家具のデザインを行っています。

          建築設計だけではなく、生活に目を配り、家具デザインも手掛けグッドデザイン賞、毎日産業デザイン準賞、国井喜太郎産業工芸賞など数多くの賞を受賞しました。

          2011年のインテリアライフスタイル展では日経デザインアワードを受賞し、90歳を迎える現在でも日本のデザインを引率する存在です。



          コメント:
          私は三角形が好きで、これまでデザインする上で発想の元としてきました。私たちが普段生活している建築物は四角形からはじまります。その中に三角形を取り入れるのは難しいものですが、暮らしの中に取り入れた場合はどうでしょうか。今回はじめてこのような作品に取り組みました。私の造形が気に入っていただければ幸いです。昔からお付き合いのある方や、これからお付き合いのはじまる方と使っていただければ嬉しいです。

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          開発エピソード:a'lock(アロック)[iwaki]ブランド

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            耐熱ガラスの大手岩城ハウスウエアさんより、依頼の連絡が飛び込んできた。

            「世界にiwakiの優れた製品を売っていきたい。」
            Pyrexは、日本でも世界でも有名だが、
            岩城ハウスウエアとしては、独自のブランド開発をしてきたい。

            iwakiとして世界に売っていくブランドづくり・・・・大きな、課題であった。
            早速展示会や会社に訪ねて行き、その企業の特色・理念・今までつくられてきた商品を確認した。
            驚くほどに、品質にこだわり、しっかりした良いものづくりが基本のとても信頼できるメーカーでした。

            会えば会うほどこのメーカーと仕事できることは、光栄であり、とてもうれしい仕事になりそうな予感がしました。



            担当の開発の人の几帳面さや、
            プロジェクトメンバーの人柄や仕事に対する情熱を感じ、

            「良い商品を完成させて、世界に届けられるモノづくりをしなくてはいけない・・・・いや!必ず出来る」

            未来を感じ、見えてきました。









            つくる楽しさ・たべる楽しさ・たもつ楽しさを表現しようと、
            保存する事がメインになりやすいものを
            ダイニングまでそのままで食器として成り立つデザインを重視しました。





            シンプルなものは機能がつきづらく、
            シンプルなフォルムの中でしっかりとした機能を保つ構造設計と、
            大胆な新しい考え方が必要でした。
            器としての食器部分は、シンプルでどんな食材にもマッチするフォルム。
            ふたの部分はしっかりとした機能を保つために考えたのが、スカート構造である。

            ストレートな蓋と違い、スカート構造の蓋は、歪みを押さえしっかりとした密封強度が生まれる。

            またそのスカートが手掛かりとなり、
            冷蔵庫内での出し入れなどの際にとてもつかみやすく、
            それがかえってアクセントとなっていきました。


            しっかりとタイトにするためのパッキンは色をつけ、
            アクセントカラーと分類収納しやすい
            表示となっていった。






            ちょっと長めのスカートをはいたかろやかでしっかり者のa'lock が産まれたのでした。


             


            なんでこんな、あったら良いというものが存在しなかったのだろう。
            気が付くと我が家で、大活躍している、働き者です。
             
            a'lock ロックする容器のナンバーワンを目指します。

            written by Hide



            a'lock(アロック)製品はこちら>>


            a'lock(アロック) 耐熱ガラス食器


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            ブランド:a'lock(アロック)




            株式会社岩城ハウスウエア
            http://www.igc.co.jp/product/alock/


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            開発エピソード:プラタワ・フォーキッチン

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              テラモト 人口芝

              それは、人工芝から始まった。

              テラモトという会社は、工業用の清掃用品では、タフなモノづくりができるしっかりしたメーカーである。

              実は、人工芝の製造でも大きなシェアを持っている企業でもあった。

              そんな人工芝のサンプルをいただいたのが始まりだった。

              芝に似せた草の毛が生えている。ひっくり返すと何かブラシの様に見える。
               

              私の実家は古いブラシ製造業をしていたので、植毛する事の大変さからコスト高になってしまうのがもどかしかった。

              ところが、人工芝は植毛と言うより瞬時に毛を成形して作るという。

              凄い技術…


              ためしに、ブラシがわりに使ってみた。

              良い感じだ。いける!

              ブラシと違って、土台が無く、水切りもとても良い。

               

              人工芝からブラシにこの製造方法を利用してみよう。

               

              まったく新しい商品の顔が見えて来た。

               

              いろいろな寸法やサイズを検討して、何に使用するのが一番適しているのか…
              プロジェクトのメンバーで使ってみた。

               

              ブラシの土台が無い分、クネクネと曲がってくれるので、相手に沿う様に形を変化してくれる。

              ごぼうなどを洗う時は、くるりと全体を巻きつける様に泥を落としてくれる。

                

              ジャガイモは、あのデコボコを物ともせずに絡みつくように汚れや泥を掻き出して綺麗にしてくれる…

               

              ザルなどは、曲面にぴたっとはりつき、細かいあなに毛の部分が出たり入ったりして隅々までスッキリ。


              プラタワ tidy

               



              プラタワ フォーキッチンこれは、束子(タワシ)の21世紀の姿では…

               

              プラスティックのタワシ=プラタワ

              が生まれた。
               

              四角四面で柔軟な新しい時代のタワシ、

               

              台所にタワシの時代から、現代のキッチンにプラタワ!

               

              小さいながら、生活に新しい時代の風が吹いてきたようだ。

               

              小さなものでも生活の中に新しい変化や便利が生まれる度に、デザインの仕事に笑顔がうまれる。使う人もデザイナーも・・・・

              written by Hide



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              tidy プラタワ・フォーキッチン・プラス
              便利な吸盤付の
              プラタワ・フォーキッチン・プラス
              350円(税抜)
              ---------------------------------------------------------------------------------

              プラタワ・フォーキッチン
              プラタワ・フォーキッチン
              300円(税抜)
              材質/特殊配合ポリエチレン

              ---------------------------------------------------------------------------------


              ブランド:tidy (テラモト株式会社)
              http://www.teramoto.co.jp/pages/tidy/

              アニマルラバーバンドSTORY

              0
                アニマルラバーバンド ファーム
                +d”ブランド最初の製品です。

                「これを見て!」と差し出された友人の手のひらには、動物のカタチをしたかわいい輪ゴムがありました。それは、使い捨てにされがちな輪ゴムを、愛着を持って長く使ってもらえるようにと考えられたものでした。
                「こんなに楽しいデザインを眠らせておくのはもったいない。みんなに使ってもらえるように、ぜひ商品化しましょう!!」
                そうしてアニマルラバーバンドのプロジェクトは始まりました。
                身近なものだからこそ、カタチにも材料にもさまざまな工夫がされています。
                素材には安全で、長持ちするシリコーンゴムを使用し、モチーフには親しみやすい動物たちをセレクトしました。
                第1弾は、誰もが一度は行ったことのある動物園がテーマの“Zoo”です。
                2002年の夏、ニューヨークで開催された“NYGF/accent on design”で初めて発表され、記念すべき最初のオーダーは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)からでした。その後、日本での発売を経て、ロンドンの“100%Design”、フランクフルトの“Ambiente”、パリの“Maison & Objet”と、世界各国の主要な展示会で発表されました。
                初めてアニマルラバーバンドを手に取ったとき、人々の反応は、どこの国でもみんな同じです。引っ張ってもまた元のカタチに戻るかわいらしい動物たちに、思わずにっこりしてしまいます。
                2004年には、さらに身近な動物をモチーフとした“Pet”が発売され、その後も恐竜がモチーフの“Dino”、牧場がテーマの“Farm”と仲間を増やし続け、今では世界約30カ国で2000万匹以上のアニマルラバーバンド達が生息しています。
                animal rubber band
                Zoo
                (2002年8月発売)
                +dブランドとして初の製品。 ニューヨーク近代美術館が 最初の顧客となる。
                animal rubber band
                Pet
                (2004年9月発売)
                第2弾は、誰もが身近に感じる動物たちを集めた“ペット”。
                animal rubber band
                Farm
                (2010年3月発売)
                最新デビューは牧場の親子たち。牧羊犬も。それとも狼?
                animal rubber band
                Dino
                (2007年6月発売)
                「ランチボックスなどにも使える大きめサイズがほしい」
                という要望に応えてできた恐竜モチーフの“ディノ”。
                animal rubber band

                特別な新素材だから、丈夫で長持ち。使い方も広がります
                アニマルラバーバンドは、ただカタチがかわいいだけの輪ゴムではありません。その素材にも、徹底的にこだわりました。
                アニマルラバーバンドには、一般のシリコーンよりも3倍以上の強度、伸長度をもつ「超高伸長シリコーン」が使われています。この新素材は、日本の素材メーカーの協力でアニマルラバーバンドのために特別に開発・製造したシリコーンです。
                耐候性に優れ、新品の時の性質が普通の輪ゴムに比べ長期間にわたり保たれるので、いつまでも永くお使いいただけます。
                さらに、耐熱温度は190℃と熱に強く、電子レンジや熱湯で使用でき、料理にも大活躍です。耐冷温度も-40℃なので、冷蔵庫や冷凍庫で長く使っても平気です。
                また、万一誤って口に入れてしまっても、人体に無害なので安心です。

                animal_rubber band

                animal rubber bandアニマルラバーバンド ファーム
                animal rubber bandアニマルラバーバンド ディノ
                animal rubber bandアニマルラバーバンド ズー&ペット
                アニマルラバーバンドファーム アニマルラバーバンド ペット&ズー アニマルラバーバンド ディノ アニマルラバーバンドファーム アニマルラバーバンド ペット&ズー アニマルラバーバンド ディノ

                開発episode:19 タグカップ(tagcup) [+d]

                0

                  タグカップ日本の心を届ける。日本の良いものを世界に届ける。
                  日本を世界に連れて行くんだ。・・・・との想いが、心にしみこんできた。
                  アッシュコンセプトを作って、日本のデザイナーのメッセージを世界に届けようと活動を始めていたときだった。



                  tagcupはスタッフの一人が、
                  「お寿司屋さんの湯のみって、いっぱい入って便利ですよね。その上、取っ手も無くて机の上でも邪魔にならない。これって日本の良さでは?」
                  と話し出しました。
                  「そうだよね。お寿司屋さんの湯飲みを世界に売ろう!」
                  と話が進み、
                  「しかし、外国の人って不器用で、熱くて持てないよね。」
                  「湯飲みに洋服を着させたら良いじゃない?腹巻かな?」
                  などといって始まったプロジェクトである。
                  そんなふざけたことを真剣に動くのが、アッシュコンセプトの真骨頂である。

                  デザイナー 塚本カナエさんデザインは誰に依頼しようか?と悩んでいるときに、
                  三越の展示会で塚本カナエさんにお会いした。
                  なんと彼女の作品の中に取っ手の無いコーヒーカップで、
                  フエルトの腹巻がしてある作品を発見した!
                  大きさは違うけれど同じ発想だ!
                  「そうだ!」「塚本さんにデザインを依頼しよう。」
                  彼女のデザインの感性はとても品がありおおらかで、大好きなテイストであった。すぐにお願いのために、彼女にアポイントをとり、スタジオに向かった。我々の想いをお伝えし、快諾していただけたのでした。
                  その日のランチをご一緒したところ、カナエさんに鰻をご馳走していただいた。実はデザイナーにご馳走されたのは初めてだった。なんて温かい人だろう。「そんな!私が払います。」と言っても、「ここは、私のテリトリーです。」ときっぱり!・・・・・本当に素敵な人です。

                  タグカップ数週間して、再度お会いしたときにはもう、デザインは出来上がっていました。
                  シンプルな中にも、シリコン部分には滑りにくい縦ストライプの工夫がしてありました。
                  しかし、今一歩、何かが足りない?「そうだ、洋服を着てるから、ブランドの洋服にはタグが必要ですね」
                  とばかりにタグをつけた。




                  タグカップ(tagcup)


                  最終段階では、洋服を着た素敵な女性の首もとのような柔らかい飲み口に変化し、優しいアールがつき完成した。

                  シリコンの工場で試作の色が生まれてくるたびに、カナエさんが、「これも綺麗ね。あれも綺麗な色ね。」と大喜び! 
                  しかし、在庫の問題を考えるとせいぜい4色ぐらいが・・・
                  その時、たまたま一緒にいた社内の大蔵省が一言。
                  「みんな綺麗だから、売っちゃいましょう。」と・・・・・・
                  「うん。やっちゃえ!」いつもの真骨頂でした。
                  そんな過程からカラフルで選びやすいバリエーションで登場した、タグカップ。

                  タグカップ(tagcup)

                  日本はもちろんのこと、海外でもとても好評なタグカップである。


                  塚本カナエさんHPはこちら↓
                  Kanae Design Labo [外部リンク]




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                  商品はこちら↓
                  タグカップ
                  タグカップ


                  開発episode:18 HEART(ハート) ボトルキャップ [+d]

                  0
                    HEART ボトルキャップ
                    デザイナーの杉江さんが語った。
                    「昔、実家で母親がいつも麦茶を作っていました。
                    そしてその麦茶を2リットルのペットボトルに入れて使っているのを毎日見ていました。
                    食卓に置かれるこの再利用ペットボトル。どことなく味気ない感じがしました。
                    この食卓におかれた再利用ペットボトルをもっと豊かに美しくできないだろうか?」
                    そんな単純なきっかけでHeart は生まれました。 

                    近年、『エコ』という言葉がありとあらゆるところで謳われ、そしてそれは時に義務感さえ漂わせています。『エコ』という言葉が先走るのではなく。生活の中にリユースや、リサイクルという言葉が自然と溶け込んでいる。そんなナチュラルで楽しいスタイルこそ、本当のエコロジーなのだと思います。」

                    彼は、日産のデザイナーだった。あるセミナーでの講演のあとに名刺交換をしたところ、数日たって連絡をいただいた。

                    HEART ボトルキャップ ちょっとハニカミながら、見せてくれたデザインのプレゼンテーション。私がいつも感じている、エコロジーの方向性の問題点。21世紀の大きな課題であるエコロジーの問題に対して、多くの人がストレスを感じることなく、楽しみながら、解決のための行動をとれるようにするべきです。
                    強制や苦痛が伴うものは、継続性という点で難しさが生まれてしまいます。少数が動いても、結果は出にくい。
                    だから、多くの人が自然と行動出来てしまうような、スマートエコロジーのムーブメントを発生させることが大切です。

                    デザインにはそれを助ける力があるのではないだろうか?

                    リサイクルには、実はとてもたくさんのエネルギーを使います。本当にエコロジカルと言えるかどうか、議論になることもあるのです。
                    その前に誰でも出来ること見直してみる必要があるのではないでしょうか。まず、リユース! もう一度使用することは、誰にでも出来ることです。多くの人が使い捨てを減らして、モノを大切に長く使うようにすると実は、すごく、ごみを減らすことが出来るのではないでしょうか?
                    最近、ペットボトルのキャップを集めて送ることにより、発展途上国の援助にまわそうという運動が盛んになっています。
                    http://ecocap007.com/index.html[外部リンク]

                    HEART ボトルキャップ ペットボトルのキャップがなくなると、フタが出来ないペットボトルは、捨てるしかなくなってしまいます。 ハート型の取替えキャップにより、単純にかわいく感じ、8色の色展開より、マイペットボトルとしての識別性や、開けにくいキャップのユニバーサル化もできるのです。ストレス無く、楽しんで使っているうちに、気がつくと、環境にもよいことができている。スマートエコロジーとして理想の形ではないでしょうか。
                    人間の存在自体が、一番エコロジーではないことを受け止めて、今より少しでも良くなり、継続性のある活動に結びつくように・・・・
                    我々は、ストレスが少なく、自発的活動につながる、スマートエコロジーを実行します。


                    デザイナーの杉江さんは、開発中に日産を退社して、世界平和のために中国へと旅立ってしまいました。
                    彼は、行動するデザイナー!
                    机上の理論でない、行動と経験を大事にするこれからの世の中を変えていく人材に感じます。
                    (杉江さんblog)
                    http://smile-park.com/sugix/[外部リンク]

                    また、将来が楽しみな若者とモノ作りが出来た。
                    This is a message ! モノを超えた、メッセージの開発が出来たのでした。


                    written by hide

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                    Satoshi Sugie  杉江 理

                    1982年生まれ。静岡県浜松市出身。立命館大学経営学部卒。TCA専門学校卒。日産自動車デザイン本部にて、エクステリアデザインを担当。2009年5月よりSmile Park design projectを開始。世界各地からリアルなメッセージを発信しながらモノつくりに励む。『人との出会いこそが最大の勉強』と考える体育会系。(小〜高バスケットボール部、インターハイ出場。大学ボクシング部、京都 府Fe級新人王、近畿大会Fe級3位)
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                    ハート ボトルキャップ
                    製品詳細はこちら>>

                    開発episode:17 ブランド : soil ( ソイル )

                    0
                      ソイル
                      石川県デザインセンターの志甫さんとの話からすべては始まった。
                      志甫さんはその昔、西武でバリバリ仕事をしていた人のようです。
                      とても地元につながり自然体で石川県の産業振興を行っている人でした。
                      「金沢が大好きなのです。なにか仕事ありませんか?」
                      「うん。考えておきますネ。」
                      そんなやり取りから、プロジェクトはスタートした。


                      soil
                      そして出会ったのが、金沢で左官の会社を営む石動専務でした。
                      まずは地産地消 として、何かが生まれないでしょうか?
                      とプロジェクトは始動していきました。
                      その土地のデザイナーと、その土地の工場が手を結び何かを生んでいく・・・・


                      建物や工事現場に職人が出向き、現場仕事として、作り上げていく職人の手仕事。
                      雨の日は、仕事が出来なかったり、現場が無ければ職人の腕を使う日も無かったりと、ある意味安定の無い日々の連続である。それが左官仕事。


                      石動専務は、職人の手仕事を違う形で表現したく、「左官アート」と言う名の事業を色々な展示会やコンペと称して様々な方に知っていただくプロジェクトを行っていました。

                      soil フランスの展示会に出展し、それは、行動的に進めていました。
                      しかし、アートは所詮、それが素晴らしいと感じた人だけの世界の範囲で終わってしまいます。
                      もっと多くの人に左官の素晴らしさを表現し、使っていただき、共感・共鳴したいと思っていたのでした。

                      石川県のデザインセンターのプロジェクトに招聘頂き、地元の優れたデザイナーとのミーティングから生まれてくるアイデアに触発された石動専務は、誰も行っていない左官技術で作っていく生活用品に刺激を受け、これこそが自分が進めたいプロジェクトである、と確信したのでした。
                      「名児耶さん。会社でこのプロジェクトをきちんと新規事業として進めていきたい。力を貸してください。」 「石動専務、喜んで世界初のモノづくりをご一緒できたら最高の喜びです。しかし、作品と商品は違ってきます。職人が作っていては、作品としてアートは出来ても商品化は難しいのです。職人が作り方を考えて、工場として誰でも作れる流れや方を使った製造ラインなどを考えて、プライシングや利益計算からきちんとどうしたら商品になれるのか、試作をしながら計算を行い、きちんと話し合ってプロジェクトの成功に進めていきましょう。
                      何年考えても、行動が無くては夢だけで終わります。来年の6月の展示会で発表・発売を目指しましょう。」 プロジェクトは、進んでいきました。

                      地元のデザイナーが出してくれたアイデアは、素晴らしいのだが、加飾のものが多く、職人は喜ぶのだが、値段が高くなってしまい、1点もののアートの粋を抜けることが出来ない。もっと素朴だが、シンプルで素材の強みや良さを表現して機能的で使いやすいものを、産み出さなくてはならない。
                      悩んだ結果、designer砂口あやによる、シンプルで飽きこないベーシックラインからのデザインをスタートする判断をした。
                      soil


                      まずは、
                      ・装飾的で好き嫌いがうまれない、
                      ・素材の良さのみをアピールできる、
                      ・安価な手の出しやすく、素材のよさを知っていただける
                      デザインに決定した。



                      その後に、個性のあるデザインで範囲を広げていく流れにし、モニター調査も行い、素朴だが素材を活かしきる、商品群となった。

                      soil




                      左官の仕事で土を固めただけの世界初の商品。焼き固めてないのでリサイクルも自然な形になっていきます。
                      子供のころ作った泥団子。そんな素朴なモノ作りが、21世紀のものづくりに回帰していくのではないでしょうか?





                      珪藻土の持つ、呼吸をする素材。まだまだ、ソノ素材が持つ特性から生まれる商品が生まれ続けるでしょう。
                      始まったばかりの世界初・・・・未来を夢見て進めてまいります。
                      温かい心で、応援していただけたら嬉しく思います。

                      writen by hide

                      >soil製品一覧はこちら
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                      Company data:
                      〒921-8027 石川県金沢市神田1丁目31番1号
                      株式会社 イスルギ
                      soil: http://www.soil-isurugi.jp
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